調剤薬局で働く薬剤師について

調剤薬局における薬剤師の役割とは

調剤薬局で働く薬剤師について

医療の分業が進み、調剤薬局で働く薬剤師が一気に増加しました。一昔前であれば、病院内で薬が処方されることが多く、薬に関する詳しい説明を受けることができないなどのトラブルが見受けられましたが、最近はそのようなトラブルが減少してきているようです。

そもそも、調剤薬局で働く薬剤師は、どのような仕事をしているのでしょうか。詳しくみていくことにしましょう。

まず、メイン業務となるのが薬の調剤です。調剤薬局によっては、いくつかの病院の処方箋を扱うことになるケースもあり、その場合は毎日の仕事がハードになるでしょう。

また、近年の調剤薬局では、コミュニケーション能力を重視するようになりました。これは、患者さんに対して分かりやすく薬剤について説明したり、副作用や服用時間の説明、他に服用している薬剤の有無などのヒアリングをしなければならないからです。

そのため、薬剤の調剤だけを行いたいという薬剤師は、調剤薬局で勤務することが難しくなってきています。

また、近年お薬手帳が当たり前のように利用されるようになりました。今まで服用してきた薬の情報の記録を残していくものですが、このお薬手帳を利用することにより、薬の飲み合わせによるトラブルや、アレルギーの有無などを事前に確認することができるようになったのです。

とはいえ、患者さんによっては、お薬手帳を保管していないケースもあり、その場合は患者さんの体質や状態、症状について正確な情報を引き出さなければなりません。

以上のことからも分かるとおり、調剤薬局は決して楽な仕事ではありませんが、薬剤師本来の知識や経験を存分に活かせる仕事でもあります。給与面は、決して高額とはいえず、平均で年収300万円から600万円前後となりますが、自ら調剤薬局を経営する場合は年収1000万円を超えることもあるようです。

近年は、在宅医療や在宅介護の分野にも進出し始めていることから、業務が過酷化していく割には、あまり収入が良くないといったケースも出始めていますが、これからも多くの人の健康を守るために必要とされる仕事であることに変わりはないでしょう。